金沢の紅葉巡りは情緒溢れる「まちなか」がおすすめ
金沢
金沢の紅葉巡りは情緒溢れる「まちなか」がおすすめ
日本有数の観光地金沢。日本三大名園でもある兼六園をはじめとした紅葉スポットが数多くあります。北陸地方は寒さが厳しい反面、紅葉シーズンになると発色が豊かになるというメリットもあります。 赤は深紅に、黄色は黄金色にと紅葉の魅力を十二分に発揮してくれるのが金沢の紅葉です。
紅葉シーズンは見どころが多い金沢市。いろいろな紅葉巡り観光コースがありますが、その中でも特におすすめなのが「まちなか巡り」です。加賀百万石の城下町と金沢紅葉のコントラストはまさに「これぞ金沢の紅葉」といえるような素晴らしさです。
東急バケーションズ金沢は兼六園や金沢城まで徒歩10分の距離にあり、まさに「まちなか紅葉巡り」の拠点としてベストな位置にあるのです。
そこで今回は東急バケーションズ金沢から徒歩で行ける「まちなか紅葉スポット」をご紹介します。
アメリカ楓通りで朝の紅葉を楽しむ

金沢市役所から金沢城公園玉泉院丸口までの直線道路は「アメリカ楓通り」と呼ばれています。約250mという短い直線道路ではあるものの、アメリカフウ(モミジバフウ)が生い茂る並木道が深紅に染まる姿はまさに圧巻。
アメリカフウの葉っぱは一見するとモミジに似てはいますが、実はまったく異なる樹木です。アメリカフウはフウ科、カエデはムクロジ科になります。紅葉シーズンになると同じような色づき、同じような形状の葉っぱなのに、違う種類の樹木なのです。
アメリカ楓通り最大の魅力は「朝」と「夜」でしょう。朝陽と朝露で輝くアメリカフウの葉っぱは爽やかな空気を運んでくれます。夜はライトアップが施され、赤や紫、ピンクといったアメリカフウの葉っぱがさらに輝きを放ちます。
施設住所 | 石川県金沢市広坂2丁目 |
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施設連絡先 | 076-225-1758(金沢市土木部都市計画課) |
例年の紅葉見頃 | 例年11月中旬~12月上旬頃 |
紅葉する樹木 | モミジバフウ |
施設URL | https://www.pref.ishikawa.lg.jp/toshi/gairo/amrikafu.html |
兼六園の紅葉は日本有数の美しさ

日本三名園の1つに数えられる「兼六園」は紅葉の眺望も日本有数の名所として知られています。カエデにサクラ、ウメといった多くの樹木が一斉に色づく季節はその迫力に圧倒されることでしょう。
加賀百万石を代表する庭園であるため、加賀前田家の礎を築いた前田利家が建築されたと勘違いされる方が多いですが、じつはこの兼六園、1676年加賀藩主前田綱紀が最初に着工していました。 前田綱紀は藩祖前田利家のひ孫です。金沢城に面する傾斜地に別荘を建て、その周辺を庭園にしたのが兼六園の始まりと言われています。その後、代々の加賀藩主がその庭園を拡大し、現在の兼六園になりました。
兼六園の紅葉巡り最大の魅力は雪吊りと紅葉樹の共演です。兼六園式の雪吊りが深紅の樹木をささえる姿はまさに豪華絢爛。夜にはライトアップも施され、より趣深い景観に移り変わります。
おすすめの場所は「徽軫灯籠」(ことじとうろう)周辺。灯籠の後ろで色づくモミジとのコントラストは一度は見ておきたい絶景です。
施設住所 | 石川県金沢市丸の内1-1 |
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施設連絡先 | 076-234-3800(金沢城・兼六園管理事務所) |
例年の紅葉見頃 | 11月上旬~11月下旬 |
紅葉する樹木 | モミジ、サクラ、ケヤキ |
施設URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/ |
玉泉院丸庭園の黄金の輝きに酔いしれる

兼六園の裏側にある隠れ紅葉スポットが「西田家庭園 玉泉園」です。加賀上級武士である脇田直賢が造園をはじめ、その後四代目の脇田九兵衛まで100年を費やして完成しました。1960年に石川県の指定名勝にも指定されています。
玉泉園の特徴である「起伏に富んだ景観美」はある山水図を元に造られたそうです。玉泉園の東滝を中心にした部分は中国宋時代の画僧が描いた山水図「玉澗樣山水三段瀧圖」が元になっています。この造園様式は全国にたったの6例しかない貴重な様式と言われています。
玉泉園の紅葉巡りの魅力は現存する金沢最古の茶室と庭園内で色付く紅葉樹木のコントラスト。山水図を参考にしているため、古代中国の幻想的な雰囲気が味わえます。
ゆったりと落ち着いた大人の紅葉巡りにピッタリのスポットといえるでしょう。
施設住所 | 石川県金沢市小将町8番3号 |
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施設連絡先 | 076-221-0181 |
例年の紅葉見頃 | 11月中旬~下旬頃 |
紅葉する樹木 | カエデ、ブナ、トチノキ |
施設URL | https://gyokusen-en.net/ |
金沢城公園の紅葉おすすめスポットは大手掘のリフレクション

夕方以降の紅葉巡りにおすすめなのが「金沢城公園」です。隣接する兼六園とはまた違った趣の紅葉が楽しめます。まちなか紅葉巡りの最後、とくにおすすめなのが夕方です。
街の中心部にある深い森。金沢城が現在のような観光スポットとして生まれ変わったのは1996年のことです。廃藩置県後は金沢大学の丸の内キャンパスだったのですが、1995年に石川県が国から権利を取得し、大々的な整備工事が行われました。 加賀百万石を示す豪華絢爛な江戸時代の金沢城の復元工事が現在も着々とすすめられています。
夕日に照らされた金沢城の白い城壁と紅葉が「いもり掘」を流れる水面に反射し、見る者の心をくぎづけにします。夜になるとライトアップが施され、白い城壁にうっすらと映り込む紅葉の素晴らしさは一見の価値ありです。
東急バケーションズ金沢リゾートホテルからもライトアップ後の紅葉を見ることが可能です。加賀百万石の美しさ、豪華さをご堪能ください。
施設住所 | 石川県金沢市丸の内1-1 |
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施設連絡先 | 076-234-3800(金沢城・兼六園管理事務所) |
例年の紅葉見頃 | 11月上旬~11月下旬 |
紅葉する樹木 | カエデ、サクラ、ブナ、スタジイ |
施設URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
加賀百万石の紅葉はまさに黄金の輝き

代表的な紅葉スポットをご紹介してきましたが、まだまだ「まちなか紅葉巡り」で見ておきたいスポットが多くあります。東急バケーションズ金沢に滞在しながら、自分だけのまちなか紅葉スポットを探してみても良いでしょう。
近代的な都会と絶妙に融合している金沢の紅葉。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。