会員制ホテルとは?メリットとデメリットを合わせて魅力を紹介
ホテル・別荘豆知識
「ホテルでリゾートを楽しみたいけど、人が多くてゆったりできないのは嫌だ」そんな時には、会員制ホテルがおすすめです。
旅行やバカンスを定期的に楽しむ人や、上質な空間でくつろぎたい人にもぴったり。メリットが多い会員制ホテルを詳しく知って、ワンランク上のリゾートを体験しましょう。
会員制ホテルとは?
会員制ホテルは、リゾート会員権を持っている人や同伴者、紹介者だけが利用できる特別なホテルです。
日本には、全国各地に様々な会員制ホテルがあると言われており、知る人ぞ知る大人の隠れ家とも言えるでしょう。
会員制ホテルが利用できるリゾート会員権は、加入したリゾートクラブが運営するリゾート施設を自由に使える権利です。
リゾート会員権には、不動産としてリゾート施設を所有するものと、利用する権利だけを得るものに分かれます。
このため、会員制ホテルの種類は1つだけではありません。いくつか種類があるので、希望に合ったものが選べるようになっています。
会員制ホテルの種類
会員制ホテルは、大きく分けると3つに分けられます。
リゾート会員権の種類によって会員制ホテルの利用方法も変わってくるため、選ぶ時の判断基準に活かしましょう。
共同オーナータイプ
共同オーナータイプは、所有できる会員制ホテルです。ホテルの一室を複数のオーナーで所有して利用するタイプ。
共同所有するオーナーは案件によって10〜30人で、1年間を等分して利用します。
所有できる面では別荘を持つのと同じ感覚ですが、複数人で購入することで別荘よりも低コストになるメリットがあります。
施設利用権タイプ
施設利用権タイプは、リゾート施設を利用する権利が得られるものです。
入会したリゾートクラブの施設が自由に利用できます。施設利用権タイプは、購入して所有しない分、価格が抑えられるのがポイントです。
所有するよりも敷居が低いため、初めての会員制ホテルでは利用しやすいシステムです。
タイムシェア(非所有)タイプ
タイムシェアタイプは、1週間ごとに利用できる権利を得られるものです。
1週間単位になっているため「長期休暇中はリゾート施設で過ごしたい」という人には、特にメリットが大きいでしょう。
決まった期間を数年分まとめて権利を得ることもできるため、記念日を特別な場所で過ごすときなどに最適です。
会員制ホテルのメリット
会員制ホテルは種類も分かれており、ニーズへの対応力があることにメリットが感じられます。
しかし、会員制ホテルのメリットはこれだけではありません。3つの種類に共通するメリットをご紹介します。
一流のサービスと設備が利用できる
会員制ホテルはリゾートクラブが運営しているため、一般的なホテルよりも上質なサービスが受けられます。
それだけでなく、会員制ホテルには豪華なラウンジやプール、エステ、ゴルフコースなどの施設が充実しているところも多いです。
リゾート施設だからこそ、宿泊以外の楽しみが揃っているのです。リゾートクラブによっては担当者がつき、手厚い対応を受けられる場合もあります。
通常のハイクラスなホテルとは違う楽しみ方ができるのが、会員制ホテルの大きなメリットなのです。
リーズナブルに利用できる
会員制ホテルと同じランクのホテルを通常利用する場合、会員制の方がリーズナブルなところもメリット。
高いお金を払って会員になれるというイメージが強いかもしれませんが、実は総合的にみると会員制での利用の方がお得な場合も多いのです。
一般的なホテルの場合、年始年末やゴールデンウイークなどの休暇は、繁忙期として宿泊料金が高くなる傾向にあります。
しかし、会員制ホテルの場合は、繁忙期であっても同一料金で利用できるのです。
宿泊だけでなく、リゾートを楽しむという広い視野で比較してみるとメリットが大きいと言えるでしょう。
維持管理が不要
会員制ホテルには所有権が持てるものもありますが、通常、別荘を所有する場合は維持管理が必要です。
長期休暇だけ別荘を利用する場合は、到着と同時に掃除やメンテナンスが必要になることもあるでしょう。
その点、会員制ホテルは維持管理は運営しているリゾートクラブが行います。
共同オーナータイプやタイムシェアタイプであっても、自分が利用していない時は誰かが利用しているため、生きた空間がキープされるのです。
様々なリゾート体験ができる
会員制ホテルには様々な宿泊施設が揃っているところもメリット。
リゾートクラブによっては、ホテルだけでなく旅館やコテージなどを運営していることも多いです。リゾート施設の場所も全国各地に展開されています。
夏には海水浴を楽しみ、新緑の時期には森林浴でリフレッシュという風に、季節を肌で感じる楽しみ方もできるでしょう。
複数の宿泊施設から選べる自由があるので、飽きることなく楽しめます。
臨機応変に利用ができる
会員制ホテルは、年齢や状況に合わせて臨機応変に対応できるところもメリットです。
会員制ホテルの権利は、資産として相続や譲渡ができます。高齢で遠出をするのが難しくなった場合には、利用頻度の変更も可能です。
法人で所有すれば、福利厚生施設として社員旅行をしたり、接待に利用することもできます。
福利厚生費や交際費として計上できるため、節税対策にもメリットです。
会員制ホテルのデメリット
メリットが豊富で臨機応変な会員制ホテル。
デメリットがないように思えますが、場合によってはデメリットに感じる部分もあります。デメリットにならないように、事前に把握しておきましょう。
入会金や管理費が必要
会員制ホテルはリゾートクラブへの入会金が必要です。その他にも、入会金とは別に管理費も必要になってきます。
自分で維持管理をしなくて良いのはメリットですが、定期的な管理費がネックになることもあるでしょう。
入会前に料金なども確認して、納得した利用ができるようにしておくことが大切です。
予約がとりづらい時期がある
世間的な長期休暇の時期や気候の良いハイシーズンには、予約が集中することが多いです。
その場合には、抽選になることもあるでしょう。
会員制のため、一般的な宿泊施設よりも競争率は低いですが、繁忙期の予約は早めに申し込む必要があります。
東急バケーションズの特徴
東急バケーションズは、会員制のリゾート施設を全国17か所に展開しています。
厳選されたロケーションと、シーンに合わせて宿泊施設を選べるのもメリットです。
東急バケーションズには2つのサービスプランがあるため、希望に叶うリゾートが満喫できるでしょう。
Vacation Style
東急バケーションズのVacation Styleは、気軽に始められる会員プランとなっています。
- 入会金不要
- Webから申し込み可能
- 1泊から予約可能
- 1年ごとの更新
- 1室あたりの価格で利用できる
入会金不要で利用できるため、初めての会員制ホテルにも安心。インターネットで入会手続きができ、入会後はすぐに会員価格で利用できます。
1室あたりの価格になっているため、人数変動があっても料金が変わらず利用できるのも嬉しいポイント。1泊から宿泊期間が選べるため、ニーズに合わせたリゾートが楽しめるでしょう。
Vacation Masters
Vacation Mastersは会員制ホテルを長く楽しみたい場合におすすめです。
- 施設と日にちを決めたうえで購入できる
- 7泊以上の宿泊から予約可能
- 10年間利用できる
- 別荘感覚で維持管理不要
- 利用しない期間はポイント化
10年という長いスパンで楽しめるのが特徴。宿泊期間も7泊以上で、施設と日程は購入時から固定で利用できます。
利用しなかった場合にはポイントで還元され、東急バケーションズの各施設で活用できるシステムです。
毎年色々な楽しみ方ができるうえに、維持管理不要で別荘を持った感覚は魅力的ですね。
まとめ
会員制ホテルは、様々な種類のリゾート会員権からなるシステムなので、ニーズに合わせて選ぶことが大切です。
初めての会員制利用の場合は、入会金不要な東急バケーションズのVacation Styleから始めてみるのも良いでしょう。