リゾートマンションとは?購入前に知っておきたいメリットとデメリット
ホテル・別荘豆知識
リゾートマンションという素敵な響きに、憧れを抱く人も多いかもしれません。
一戸建ての別荘とは違う魅力のあるリゾートマンション。もし購入を考えているなら、メリットとデメリットをしっかり把握しておかなければなりません。
どんな物件でも、購入すれば当然コストがかかります。
後悔のないリゾートマンション購入のために、今から知識を身に着けておきましょう。
リゾートマンションとは?

まず、リゾートマンションについて基本的な知識を持っておきましょう。
リゾートマンションは別荘物件の1つに分類されます。そのため、別荘のように短期間の滞在をしたり、セカンドハウスとして利用するのが主流。
リゾートという名前がついているのは、避暑地や海の近くなど、リゾート地に建っているためです。
現在では、リゾート施設も増えているため、一見需要がないように思えます。
しかしながら、リモートワークなどインターネットを利用する仕事が増えたために、第二の住処としてリゾートマンションを選ぶ人も多くいるのです。
近年、リゾートマンションが増えた理由の1つに、別荘ブームやスキーブームなどでリゾートマンション投資をする人が多くなったことが背景にあります。
これによってリゾート地に別荘としてのマンションが立ち並ぶようになりました。
普通のマンションとリゾートマンションの違い

リゾート地に建っているといっても、見た目は普通のマンションと変わりません。
リゾートマンションと普通のマンションは何が違うのでしょうか。
リゾートとしての共用施設が多い
通常のマンションでの共用施設といえば、会議などを行う部屋やエレベーター、エントランスなどが一般的でしょう。
一方でリゾートマンションの共用施設は、リゾートとして楽しめるものが数多くあります。
例えば、プールやゲストルーム、大浴場など。場所によっては、温泉がついているリゾートマンションもあります。
普通のマンションにはない共用部分が大きな違いです。
ファミリー向けの部屋が少ない
分譲マンションの場合、ファミリー層向けの3LDKや4LDKを設けているマンションも多いでしょう。
しかし、リゾートマンションの場合は生活よりも寛ぎが重視されています。
そのため、広々としたワンルームや1LDK、多くとも2LDKまでのものが多いのです。
個室として部屋を区切るよりも、広い空間で開放的に過ごせるようになっているのも、普通のマンションとの違いです。
非日常が味わえる立地
普通のマンションの場合、駅や、病院、スーパー等、生活するために便利な施設の近くに建てられるのが一般的ですが、リゾートマンションの場合は眺望やレジャーなどが重視された場所に建っています。
一般的に好立地と言われる生活しやすい場所ではなく、外を見るたびにうっとりした眺望に出会えるなど、非日常感が味わえる場所に建っているのがリゾートマンションなのです。
リゾートマンションのメリット

それでは、リゾートマンションのメリットを見ていきましょう。
眺望が良い
マンションと言えば、やはり高層階の眺望が魅力的です。
リゾートマンションともなれば、景色の良い場所に建てられているため、高層階になるほど眺望への期待は高まります。
場所によっては、昼は見晴らしがよく、夜は街の明かりが輝く一石二鳥の眺望が楽しめるでしょう。
リゾートマンションを選ぶうえでも、眺望の良さはこだわりたいポイントです。
生活音でのトラブルが少ない
リゾートマンションは基本的に短期間の滞在をする場合が多いため、他の住人と滞在期間が被ることが少ないでしょう。
上の階からの生活音に悩まされることもなければ、下の階に気を遣って神経質になることも減ります。
生活音でのトラブルは、複数人が住んでいるマンションにはよくある話しですよね。
そういった隣人トラブルから解放されるのも、リゾートマンションのメリットでしょう。
共用部分の管理が不要
一戸建ての別荘を持った場合は、入口や建物周りまで自分で掃除をして管理しなくてはなりません。
日常的に生活しているわけではないため、知らない間に汚れや破損が起こっていることもあるでしょう。
リゾートマンションなら、住んでいない時でも管理会社が共用部分を綺麗にしてくれます。
建物自体がいつも綺麗だと、泊まりに来た時も気持ち良く過ごせるでしょう。
好立地が戸建てよりもリーズナブル
一戸建ての場合は、好立地になるほど価格が上がります。
しかし、マンションのような集合住宅型の場合は複数人で住めるのでその分割安。
好立地な土地に自分で別荘を構えるよりもリーズナブルに住めるのです。
リゾートマンションのデメリット

リゾートマンションには魅力が多くあるため、デメリットをあまり感じられないかもしれません。
しかしながら、メリットにあった格安なものは、ある意味デメリットにもなりかねないため一長一短な部分もあります。
リゾートマンションのデメリットも把握した上で、慎重に検討しましょう。
管理費や修繕費が高い
リゾートマンションは、リゾートならではの共用設備が充実していますが、それがデメリットになることがあります。
共用施設の分だけ、管理や修繕でコストが発生するからです。
リゾートマンションの管理修繕費は、普通のマンションよりも高コストな場合もあります。
長期滞在には不便
リゾートマンションの立地はリゾートにはベストですが、生活には不便であることが多いです。
気軽に行ける距離にスーパーなどがない場合は、買い貯めをしておかなければなりません。
そのため長期での滞在には不向きでしょう。
売却できない場合がある
格安でリゾートマンションを購入した場合、将来売却したい時に売れない可能性もあります。
格安になっているということは、それなりの理由があることを覚えておきましょう。
建物や設備が古かったり、管理費などが高額だったりと所有しているだけで負債となってしまう場合も。
リゾートマンションを購入する場合は、維持管理費や将来売却が可能かなど先を見越したリサーチが必要です。
リゾートマンションは住居用として使える?

リゾートマンションは別荘と同じく短期間の滞在が主流ですが、近年では別の使われ方もされています。
このコロナ禍で、企業ではリモートワークが導入され、自宅以外でも仕事をする人が増えてきました。
場所が自由になったことで、リゾートオフィス感覚で利用する人も増えているのです。
リゾートマンションは、買い物に不便など生活のしにくさはありますが、一般的なマンションよりも設備が充実している場合もあるため住居用として利用できるでしょう。
中には、将来的な定住目的で購入する人も一定数いるほど。「定年後にのんびりと暮したい」と環境重視でリゾートマンションを選ぶ人もいるのです。
ただし、物件によっては定住者と非定住者の割合により発生する管理費などの問題により、マンションの規定に定住が認められない場合があります。
これから先も住居用として利用していく場合、定住ができるのか確認しておきましょう。
まとめ

リゾートマンションは、リゾートで暮らす感覚が味わえる別荘の1つです。
しかしながら、メリットだけでなくデメリットも把握しておかないと、購入して後悔することもあります。
リゾートマンションは、自分の希望を満たしてくれるのか今一度考えてみましょう。
東急バケーションズでは、リゾートマンションタイプの部屋やホテルタイプなど数多くの施設を用意しています。
リゾートマンションの購入に迷ったら、一度、東急バケーションズの、リゾート会員権という選択肢も検討してみてください。