バケーションレンタルとは?利用するメリットや特徴を紹介します
ホテル・別荘豆知識
バケーションレンタルとは、別荘やリゾートマンションなどを旅行や休暇を過ごすために一時的に借りることです。ホテルのように予約するだけで上質な物件が借りられるため、日本でも人気が高まっています。
今回は、バケーションレンタルのメリットやデメリットとともに、国内で人気のエリアもご紹介します。
バケーションレンタルとは

バケーションレンタルとは、別荘を借りて休日を過ごす方法です。貸別荘と表現される場合もあります。別荘や古民家などの物件をオーナーが使用しない期間に借りる方法で、ホテルを利用するよりお得に利用できる点が魅力です。
一般的な「ホテル」と「バケーションレンタル」の違い
バケーションレンタルで借りられる物件は、複数の部屋がある場合が多く、ホテルより広々としています。キッチンや冷蔵庫などの設備も整っているため、長期滞在にもぴったりです。
自宅のように過ごせる点がバケーションレンタルの魅力ですが、ホテルとは異なりほとんどの施設では、フロントスタッフが常駐していません。
バケーションレンタルの種類

バケーションレンタルで借りられる物件は、主に3種類に分けられます。ロケーションや利用目的に応じて、宿泊施設を気軽に使い分けられるのも、バケーションレンタルのメリットです。
一棟貸し
戸建て物件を丸ごと一棟借りられる場合、バケーションレンタルのサイトでは一棟貸しと表記されています。逗子や葉山、沖縄などの海を楽しめるエリアや、軽井沢や箱根などの別荘地などに多いのが特徴です。
外観や内装にオーナーの個性が現れているため、物件を選ぶ楽しみもあります。広い庭がある物件も多く、ペット同伴で宿泊できたり、バーベキューの機材が用意されていたりする場合もあります。
古民家・町屋
自然に囲まれた田舎や、京都や金沢などの古い街並みが残っている地域では、古民家や町屋がレンタルできる場合もあります。リノベーションされている物件も多く、気軽に田舎暮らしを体験してみたい方にもおすすめです。
しかし、ロケーションによっては電波状況が良くない物件もあります。ワーケーション目的で過ごしたい方は、WiFiが完備されているかを確認しておくと安心です。
コンドミニアム
寝室やリビング、キッチンなど客室内に複数の部屋があり、生活に必要な設備が整っている宿泊施設をコンドミニアムと呼びます。その他にも「賃貸型リゾートマンション」と表現する場合もあります。なかには寝室と生活空間が分かれているだけでなく、寝室やバスルームが複数あるコンドミニアムもあり、ワーケーションやグループ旅行、二世帯での旅行など、多目的に利用が可能です。
バケーションレンタルの利用シーン

バケーションレンタルはホテルのかわりになるだけでなく、ロケーションや間取りによって様々な用途に用いることができます。
バケーションレンタルが活用できるシーン
- 家族旅行
- 仲間や友人とのグループ旅行
- ミーティング
- 合宿
- パーティー
自宅に大勢の方を招くと、家の持ち主に準備や片付けの負担がかかります。必要な時にだけ借りられるバケーションレンタルであれば、特定の方にだけ負担がかかるのを避けられるでしょう。
バケーションレンタルのメリット

バケーションレンタルの魅力は、上質な別荘やリゾートマンションなどを利用したい時にだけ利用できる点です。ホテルや旅館などの宿泊施設とは異なるプライベート感溢れる空間を自宅のように自由に利用できます。
宿泊費用を抑えられる
ホテルや旅館の宿泊費は、1人あたりで設定されている場合がほとんどです。宿泊人数が増えると、宿泊費もかさみます。一方でバケーションレンタルの宿泊費は、1軒あたりで設定されています。定員内であれば、利用人数が増えるほど、1人あたりの宿泊費が割安となるのです。
他のお客様に会う可能性が低くプライバシーが守られる
一棟貸しの宿泊施設であれば、外出しない限り他人と顔を合わせる必要はありません。マンション型の宿泊施設でも、一般的なビジネスホテルより広々とした間取りです。生活音や会話の声が漏れる心配も少なく、ワーケーションで用いる場合も安心です。
その土地に密着できる
都会に宿泊しても、自然に囲まれた土地に宿泊しても、ホテルに入ると似たような内装である場合は珍しくありません。バケーションレンタルには、古くからその土地にある物件を改装して宿泊を受け入れている施設も数多くあります。歴史を感じる佇まいや内装で、旅行気分がさらに盛り上がることでしょう。
家電、キッチン道具が揃っている
料理や掃除、洗濯に必要な設備が揃っているのも、バケーションレンタルの魅力です。長期滞在中のクリーニングや外食費を大幅に節約できます。
駐車場がついている
一般的なホテルでは、宿泊費の他に駐車場代がかかる場合も珍しくありません。バケーションレンタルで借りられる多くの宿泊施設には駐車場が付帯しているため、車での移動を希望する方には魅力的です。
バケーションレンタルのデメリット

自宅のように過ごせる反面、ホテルのような手厚いサービスがない点が、バケーションレンタルのデメリットです。ルームサービスもないため、食事や清掃を任せたい方には不向きです。
清掃は自身で行う
ホテルや旅館などでの宿泊とは異なり、バケーションレンタルでは日々の客室清掃はありません。長期滞在するのであれば、リビングや浴室、トイレの清掃まで自分で行う必要があります。
フロントサービスがない
ほとんどのバケーションレンタルでは、フロントやコンシェルジュサービスを用意していません。ホテルや旅館のようにタオルやアメニティを追加してもらったり、食事やクリーニングなどをルームサービスで頼んだりすることはできません。
バケーションレンタルの物件の選び方
バケーションレンタルの物件選びは、利用目的によって選び方が異なります。旅行目的であれば立地を重視して選ぶのがおすすめですが、ミーティングや合宿で用いるなら定員や間取りを優先して選ぶといいでしょう。
食事を自炊する方はスーパー、外食する方はレストランやデリバリーを頼めるお店の有無も、調べておくと安心です。
バケーションレンタルで人気の場所

国内でバケーションレンタルの人気が高いのは、別荘地やリゾート地だけではありません。自宅のように過ごせるバケーションレンタルであれば、観光や長期出張中の休息の場としてもぴったりです。
東京
狭小で割高なホテルが多い都内でも、バケーションレンタルであれば広い客室に手頃な価格で宿泊できます。中でも渋谷や川崎方面に出やすい二子玉川であれば、都会にいながらも落ち着いた時間を過ごせるでしょう。
神奈川
神奈川でのバケーションレンタルは、ロケーションによって都会と自然のどちらも楽しめます。横浜であれば通勤や通学に便利で、買い物に困ることもありません。箱根を選べば、季節によって変化する自然を味わいながら温泉を堪能することもできます。
長野
長野県でのバケーションレンタルは、ウィンタースポーツが楽しめる白馬だけでなく、軽井沢や蓼科高原などの別荘地も人気です。ホテルが混雑するシーズンでも、一棟貸しの宿泊施設を選べば、自分だけの時間を過ごせます。
京都
囲炉裏や畳など古き良き日本を味わえる施設が多い点が、京都でのバケーションレンタルの特徴です。JR京都駅や祇園、烏丸など観光や食事に出やすいロケーションに多くの宿泊施設があるため、旅行での利用にぴったりです。
東急バケーションズ Style Select 京都洛龍菴の施設詳細
沖縄
沖縄でのバケーションレンタルでは、一棟貸しの宿泊施設が人気です。沖縄本島だけでなく、宮古島や石垣島、伊良部島など人気の離島にも多くのプライベートヴィラがあります。昼は海、夜は星を眺めながら静かな時間を過ごせるでしょう。
まとめ

上質な別荘をホテルのように利用できるバケーションレンタルは、用途によって様々な土地や施設を選べるのも人気の理由です。東急バケーションズには、バケーションレンタルに用いることができる施設を全国に17か所ご用意。家具家電や調理器具も備え付けられているため、長期滞在でも自宅のようにリラックスしてお過ごしいただけます。