ホテルの料金相場は？宿泊料金をシミュレーション！
ホテル・別荘豆知識
ホテルの料金相場は、ホテルのタイプや季節などによって変動します。予算によってホテルを選ぶ方もいれば、こだわりの条件によって選ぶ方もいるでしょう。部屋でのんびり寛ぎたいか、ホテルを荷物置きや寝るためだけの場と捉えるかによって、選ぶべきホテルも異なります。
今回はホテル選びの参考になるタイプ別の料金相場の違いや、宿泊料金が変動する要因、別荘気分を味わえる上質なホテルの宿泊料金相場を調べる方法について紹介します。
【タイプ別】ホテルの料金相場
ホテルの宿泊料金の相場は、地域や時期、ホテルのタイプによって異なります。日程や季節によっての変動も大きいとはいえ、ホテルのタイプ別では一般的にカプセルホテルの料金相場は低く、リゾートホテルや旅館の料金相場は高い傾向があります。ホテルのタイプによる相場の違いを実際の金額とあわせて見ていきましょう。
ビジネスホテルの料金相場
平日の需要が高いと言われるビジネスホテルの相場を東京都の品川エリアで調べました。2023年1月平日に宿泊する場合の料金の相場は、6000円～1万8000円ほど。比較的お得な価格のビジネスホテルはJRの主要駅から離れている場合が多いため、不便に感じるかもしれません。8000円以上の予算があれば、品川や五反田などのJRの主要駅から徒歩5分以内のビジネスホテルを選択肢に含められるでしょう。
朝食や大浴場が付いていたり、寝具にこだわったりしているビジネスホテルは、価格が高い傾向にあります。
シティホテルの料金相場
2人以上で泊まるプランが主流のシティホテルも、東京都の品川エリアで調査しました。1月平日の宿泊料金の相場は、2人で9000円～5万円ほどです。シティホテルは素泊まりプランや1泊2食付きプラン、アニバーサリープランなどプランが豊富です。食事の内容などによって価格が変動する場合も多く、ビジネスホテルよりも価格差が大きい傾向にあります。
リゾートホテルの料金相場
リゾートホテルの料金相場は、オンシーズンかオフシーズンかによって大きく変動します。ウィンタースポーツが盛り上がる北海道ニセコエリアの1月平日の宿泊料金の相場は、2人で1万7000円～5万8000円ほどです。
一方でオフシーズンの沖縄那覇エリアの1月平日の宿泊料金は、ビーチから徒歩5分以内の好立地であっても2人で5000円～3万円ほどです。リゾートホテルは季節によって、価格の変動が大きい点が特徴と言えるでしょう。
カプセルホテルの料金相場
カプセル状の寝室に簡易ベッドが備え付けられているカプセルホテルは、リーズナブルな価格が魅力です。ビジネスホテルやシティホテルと同様に、東京都心部の1月平日中の宿泊料金の相場を調べたところ、1人2500円～6000円ほどでした。
男性専用や女性専用など宿泊者を限定していたり、大浴場やインターネットカフェが併設されていたりと、カプセルホテルは施設によって様々な特色を打ち出しています。簡易な宿泊施設のため、客室内でゆったり過ごすことは難しい点がデメリットです。施設による価格差は小さいため、宿泊費を抑えたい方にはぴったりな選択肢です。
旅館の料金相場
温泉地に多く立ち並ぶ旅館は、一般的な観光地より寒い冬であっても集客が期待できます。1月平日の伊豆高原にある旅館の宿泊料金の相場は、2人で6000円～5万円ほどでした。景色の良い露天風呂や客室内温泉がある旅館は、宿泊費が高めです。シティホテルと同様に旅館も食事プランによっても価格が大きく変動するため、施設やプランによる価格差は大きい傾向があります。
宿泊料金が変わる理由は？
宿泊料金が変動する理由は曜日や季節、周辺でのイベントの有無など様々です。立地や季節によっては、繁忙期で宿泊料金が高くなるだけでなく、予約自体が取りづらいほど混雑する場合もあります。宿泊料金が変動する要因やお得に泊まれる可能性が高い時期などを紹介します。
休日と平日
一般的に宿泊料金の相場は、休日や休前日から高くなる傾向があります。特に旅行客の宿泊が見込まれるシティホテルやリゾートホテルは、平日よりも休日の方が高くなる場合が多いでしょう。
一方で、ビジネス客の需要が中心のビジネス街や展示会場近くにあるビジネスホテルであれば、平日の方が宿泊料金が高い場合もあります。
繁忙期
春休みや夏休みなどの長期休暇に加えて、ゴールデンウィークやシルバーウィークなどが、ホテルや旅館の繁忙期で宿泊料金が高くなります。インバウンド客が多い観光地では、中国からの観光客が多い1月下旬から2月の春節休みも繁忙期として扱われます。
また、海の近くでは夏、スキー場の近くでは冬など、ホテルの立地によって繁忙期が異なる場合もあるでしょう。結婚式場を併設しているホテルでは、結婚式が多い春や秋などの気候が穏やかな時期に混雑する場合もあります。
一方で温泉やウィンタースポーツが楽しめるエリア以外では、気温が低い2月は閑散期に入ります。繁忙期と比較すると宿泊料金の相場は低くなるでしょう。新生活が始まり旅行客が減る4月上旬や、ゴールデンウィーク後である5月中旬から梅雨に入る6月も、宿泊業界では閑散期と言われています。
イベント
お祭り会場やコンサートホール、展示会場、球場などの近くにある宿泊施設では、イベントや試合などの有無によって宿泊料金が変動します。大きなイベントや国際試合などは早くから日程が分かっているため、宿泊予約も早くから入ります。利用予定日より数か月前であっても該当日が満室になっている場合もあるため、イベントに合わせた旅行を計画する際は注意が必要です。
連泊する場合
多くの宿泊施設では、連泊する宿泊者向けにお得なプランを用意しています。清掃やリネン交換が省ける場合、通常の一泊あたりの料金より割安になるのです。連泊プランであっても、アメニティやタオルの補充はしてもらえる場合が多いため、荷物を増やす必要もなく安心して利用できます。
宿泊料金は事前にシミュレーションしてお得に！
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まとめ
ホテルの料金相場は、カプセルホテルやビジネスホテル、シティホテルなど、ホテルのタイプによって大きな差があります。部屋のグレードや充実した付帯施設を求めると、料金相場は想像より高くなる可能性もあります。旅行の度に数多くある宿泊施設の中から、理想の部屋を見つけるのも大変です。
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